ヤブニッケイ
・クスノキ科 クスノキ属 常緑高木 雌雄異株
・成木になると樹皮は灰褐色でなめらかです。
・6〜7月に淡黄色の小さな花がまばらにつきます。
・最終樹高は、15m程。
全体
葉
根元
治山苗に利用されます。
長楕円形で先がとがり革質、表面は光沢があります。裏面は白い。
乾燥に強いです
豆知識
・別名、ウスバヤブニッケイ・ナンジャモドキ・クロダモといいます。
・乾燥に強く、海岸近くから低地の森林に生えます。
・ニッケイより劣りますが、芳香はあります。
・森や林を作るための治山苗になります。
・実生苗のため、雌雄の判断はつきません。また、実がつく保証はありません。
分布図
・東北南部以西、四国、九州、沖縄での栽培が可能です。
植え方
・植付けの適期は、5〜9月です。ポット・バッグ苗や仮植物は、この限りではありませんせん。
・植付けの場所は、水はけのよい粘土質の肥沃地を好みます。
・植付けの土質は、特に選びません。
・植付けの穴は、根鉢の1.5〜2倍の大きさで堀り植え込んで下さい。
・植込み時の水遣りは、たっぷりとあげて下さい。
・植込みの際、根鉢のビニールポットや黒いバッグは、剥がして下さい。麻布は、根鉢の状況により付けたままでも構いません。
・根を活着しやすくする為に、生垣用の支柱をする事をおすすめします。
開花・管理
・植込み後1ヶ月程で根付きます。根付くまでは状態をよく観察してください。
・植込み1年目の春〜夏場は、毎日水やりを行って下さい。水切れには十分注意が必要です。
・水切れを起こすと、葉を振るいます。しかし、その後も水遣りを続けることで芽吹いていきます。
・コンテナで育てる場合は、非常に乾燥しやすいのでこまめな水やりが必要です。
・剪定は、2月〜3月、6月〜10月に行って下さい。
・1〜2月に寒肥として油かすを与えて下さい。
・病害虫には強い木ですが、すす病が発生することがあります。害虫が発生したら殺虫剤で駆除することで、すす病の発生を予防できます。日照不足や風通しが悪いところに害虫が発生しやすく、剪定し通風と採光を確保することで予防出来ます。
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