ユリの球根の根は写真の様にカットされている場合が多いです。
でも、ご安心を。ユリの球根の下から生える根はただの支えみたいな物。
養分、水分を吸収するほんとうの「根」は実は発芽して球根の上の部分の茎から生えてくる「上根」なんです。
なので、ユリの球根を植えるときは、発芽してから、その茎に生える根が土の中にキチンと埋まることを考えて「深植え」します。
ゆりは早いところで9月初旬、だいたい、10月になるとほぼ本州物は堀りあげが終わります。
掘り上げた球根は洗浄し、一回、冷蔵庫に入れます。
これは折角、休眠に入った球根が目を覚まさない様に。
でも、まれに、冷蔵庫から取り出してお届けまでの保管中に発芽してしまう物があります。
気の早い球根が休眠から目覚めようとしてしまうのですね。
そんな時はバッサリとその芽を切ってしまいます。
この芽。業界では「盆芽」と呼ばれているのですが、なぜかあまりにも業界用語過ぎるのか、インターネット検索にも出てこない用語です。
あれっ?ひょっとして「凡芽?」だったかな?なんて思って調べても出てこない特殊用語。
下手に伸ばして真冬に地上部に出てきたら、それこそ、霜などでやられてしまいます。
なので、強制的に切り落とし撤去です。
あくまでも自然での正しい発芽時期は早くても3月ごろ。
それまではしっかりと土の中で。
ダイナミックな黄色の花はとてもインパクトがあります。
1本でも存在感がありますが、群生させるとみごとです。
次々と蕾がつき、1ヶ月以上にわたって開花を楽しむことができます。
庭植え、あるいは鉢植えでもお楽しみいただけます。
■開花:7月
■草丈:1m前後
■お届け球根サイズ:球周約30cm
*百合の球根はサイズで開花輪数が決まって来ます。
基本、オリエンタル系は周囲18cmを超えると5輪咲くのが基準です。もちろん、栽培環境にもよりますがほぼ、定説通りです。