●商品特長
◆病患部を削り取った後の傷口、剪定・整枝・環状はく皮時の切り口などに本剤を塗布すると、有効成分チオファネートメチル含有の耐雨性の安定した殺菌保護被膜が速やかにでき、木質部の亀裂、雨水や雑菌の侵入を防ぎ、新しいカルス(ゆ合組織)の形成を促進し、病害の感染を防ぎます。
●使用方法
【適用病害虫と使用方法】
※印は収穫物への残留回避のため、本剤及びチオファネートメチルを含む農薬の、総使用回数の制限を示します。
*りんご、なし、かき、もも、マルメロ、かりん、いちじく、かんきつ、キウイフルーツ、おうとう、小粒核果類、びわ、ぶどう、
オリープ、くりを除く。
●使用上の注意
【効果・薬害などの注意】
◆1kgは使用直前によく攪拌し、刷毛等の適切な塗 布用具を用いて塗布してください。また、200gチューブの場合、原液をチューブから直接または刷毛などで塗布してください。
◆りんご腐らん病の治療に使用する場合、病斑を見つけ次第病患部を大きめに完全に削り取り、その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。 また、剪定整枝時や、環状はく皮などによる切り口に予防的に塗布してください。
◆なしの胴枯病・紅粒がんしゅ病・輪紋病・腐らん病、くり胴枯病、きりの腐らん病の治療に使用する場合、病斑をみつけ次第、病患部を大きめに完全に削り取り、その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。
◆ぶどうの晩腐病に使用する場合は、結果母枝を主体に塗布してください。
◆ぶどうに対し、萌芽後に使用すると生育遅延を生ずるおそれがあるので、必ず萌芽前に使用してください。
◆きゅうり、すいか、まくわうりに使用する場合は主茎の基部(地ぎわから10cm〜20cm)や病患部に1週間間隔で2〜3回塗布してください。この場合、病患部をあらかじめ削り取ってから塗布すると一層効果的です。
◆さくらのてんぐ巣病に使用する場合は、病巣の発生している枝を健全部で切除し、その切り口に十分塗布してください。
◆ぶな丸太の防菌に使用する場合は、伐倒後24時間以内に木口に十分塗布してください。なお、本剤による防菌効果は2ヵ月後までであり、それ以後の効果は期待できないので留意してください。
◆蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
◆使用後の刷毛等の用具はそのまま放置せず、水でよく洗っておいてください。
◆自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石にかかると変色するおそれがあるので、かからないようにしてください。
◆使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合 は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
◆適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
【安全使用上の注意】
◆眼に対して弱い刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
◆使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに 手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
◆作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
◆かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
◆街路、公園等で使用する場合は、使用中および使用後(少なくとも使用当日)に、小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう、縄囲いや、立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
保 管:密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない冷涼な所に保管してください。
◆必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきってください。
◆使用前にはラベルをよく読んでください。
◆ラベルの記載以外には使用しないでください。
◆小児の手の届く所には置かないでください。
※パッケージは予告なく変更されることがあります。