★フランス国立セーブル陶磁器製作所工房作品詳細★
ブランド(原産国)
【セーブル・Sevres】フランス
作品名(パターン名)
Vase Alencon a Pans de 30(Liliago)
花瓶 アランソン パンズ 30(ユリの文様)
【とても希少な一点物花瓶】
成型年度
2001年
制作年度
2003年 Catherine Bleriot(カトリーヌ ブレリオ)
作品サイズ
高さ:32cm,直径:12cm
特記事項
画像と実際の作品の色合い及び風合いは、微妙に異なります。
ギフト包装
対応できません。
参考上代(定価)
オープンプライス
作品説明
クリエーター:Catherine Bleriot(カトリーヌ ブレリオ)
【素材:PN(ヌーベルペースト)1882〜1884年にセーブル工房で改良認可された素材】
Alexandre Sandier(アレクサンドル・サンディエ)(1843年〜1919年)は
ニューヨークで内装デザイナー及び家具のデザイナーとして
そのキャリアをスタートしました。
1889年にパリに戻り、サルゲミーヌ陶器製造所で造形の仕事をしました。
1897年から亡くなるまでの期間はセーブル工房の美術部長として、
アール・ヌーボーを取り入れるなどの仕事をしました。
彼は大きさも様々な300以上にものぼる塑像を作成し、新しい色彩を作りました。
20世紀初頭、セーブル陶磁器製作所工房で創られた花瓶(VASE)の形体には主に街などの地名がつけられ、1918年〜1920年には大河の名前が付けられました。
1923年から1925年以降には製作者の名前がつけられるようになりました。
作品にはセーブルのロゴと成型年度、装飾完成年度、作家のサインが記されています。
☆Pate dure nouvelle(ou P.N)ヌーベルペースト(新硬質磁器 P.N)☆
基本素材はカオリン、長石、水晶
(これらの素材は1882〜1884年にセーブル工房で開発された)で
PNはこれらの素材を1280℃〜1300℃で焼く。
フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。